ライティング講座備忘録4

 前回は、記事に必要な要素のうち、情報について解説しました。

 この記事では、ストーリーについて解説します。

 情報だけしかない記事よりも、ストーリーがあった方が、人は引き込まれるものです。

 例えば、大分県にはざびえるというお菓子があります。

 ざびえるは、バターの風味が効いたビスケット生地の中に白あんが入ったおいしいお菓子です。

 しかし、これだけでは大きな魅力を感じる人は少ないと思います。では、この話を聞いたらどうですか?

 ざびえるは、一度この世から姿を消しました。ざびえるを製造していた長久堂という会社が2000年に倒産し、販売中止になりました。

 しかし、多くの大分県民がざびえるの復活を熱望し、署名活動まで起こりました。その声に応え、長久堂の元従業員が2001年に新会社ざびえる本舗を設立。ざびえる本舗がざびえるを復活させて、現在も販売を続けています(実話)。

 どうでしょう。味を詳しく語るよりも、大きなインパクトではありませんか?お菓子が販売中止になっただけで、復活を求める署名活動が起こったんです!どれだけ魅力がある商品なのかという話ですよね。

 ここまで大きなストーリーじゃなくても、ちょっとしたストーリーでも構いません。

 例えば、ざびえるの箱がかっこいいことを説明する時に、「黒を基調にしたかっこいいデザイン」とだけ書かれても、あまり心に響かないと思います。

 しかし、「先日、中学の同級生に会いに、名古屋まで行ってきました。彼へのお土産にざびえるを渡したところ、この箱かっこいいね!と驚いて、写真を撮って彼のインスタグラムに投稿していました」と書いたらどうでしょう?

 こっちの方が、ざびえるの箱は写真をインスタグラムに投稿したくなるぐらいかっこいいんだなと、より強く印象に残ります。

 このように、ストーリー性を感じた方が、人は話に引き込まれるものです。料理で言えば味のように、記事の印象に大きく影響を与えます。

 ただし、それだけに取り扱いには注意が必要です。センセーショナルなストーリーで間違った情報を拡散すると、多くの人に損害を与えます。

 最近は、インターネット上での炎上も気をつけないといけないので、情報もストーリーも、間違って使うと凶器になることを頭に入れながら使いましょう。

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